個性的な商業施設・ショップのリサーチメモ

F's SHOP Report!

ショップリサーチの備忘録・感想_φ(・_・

vol 4.PASAR三芳《埼玉県入間郡三芳町/2016.11.2》

「PASAR三芳」は関越自動車道上り線、練馬ICまであと約15㎞という所に位置。まず、訪れた第一印象は「開発・運営がこなれているな」と感じたコト。テナント構成・配置、デパ地下顔負けのシズル感のある店舗ファサードなどは最新の商業施設顔負けである。ただ、こんな事は多少こなれたコンサル会社や大手内装会社に線を引かせて、運営を任せれば余裕のよっちゃんだ。

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 ここは「PASAR」業態の完成度よりも、外界と拒絶されいわばなんでもOKだったSA・PA運営に、民営化されたNEXCO東日本が、差別化・顧客満足などの一般商業施設の運営視点を重視させたことを評価しなければならないと思う。

そのことを証明し、今回この施設で一番衝撃だったのは高速道路だけではなく、外部から周辺顧客もこのSAへの出入りが可能となっており、このSAが周辺地域に開かれていた事である。この施設が地域住民に対してどんなポジショニングを打ち出しいくか注目であり、この施設はSAとしてだけでなく、三芳町の一商業施設であり、地域コミュニティの中心として機能することになる。これまで「旅」の一環としての役回りの強いSAが今後はSA+郊外型SC+道の駅といった機能を兼ね備える存在となっていくのだと感じる。

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